ChatGPTとは違う?Microsoftの生成AI「Copilot」とは?

Copilot概要

Copilot(Bing Copilotとも言われる)とは、Microsoft Edgeのブラウザに搭載された、生成AIを活用した検索や資料作成の補助機能です。

内部的にはChatGPTと同じGPT-4が動作しています。(2023年1月現在)

Google Chromeブラウザなど他のブラウザでも使用することはできますが、履歴の保持や各種機能が対応していない場合があるため、Edgeでの使用をお勧めします。

iPhoneやAndroidなどのスマートフォンはアプリストアで「Copilot」と検索すると専用のアプリがダウンロードできます。
「Bing」アプリのなかで「Copilot」ボタンを押して起動することもできますのでどちらを使ってもよいのですが、Bingの検索機能が不要な場合は「Copilot」アプリの方が素早く生成AIにアクセスできて便利だと思います。

※スマートフォン版アプリでMicrosoftアカウントのログインに失敗する場合、アカウントに何らかの問題がある場合があります。ブラウザでMicrosoftアカウントにアクセスしてログインして、画面の指示に従って認証操作を行ったり、生年月日や性別などの情報が設定されていない場合は設定すると問題が解消される場合があります。

ChatGPTとの違い

生成AIで最も有名なChatGPTは内部で実行するAIのモデル(バージョン)が複数あり、使用するモデルにより性能が異なります。

無料版のChatGPTだとGPT-3.5モデルを使用できますが、GPT-4モデルは有料になります。(2024年1月現在、20$/月)

生成AIを利用する人の感想として「GPT-3.5は賢い小学校低学年みたいだが、GPT-4は賢い大人ぐらいの知性を感じる」なんて言われていたりします。

また、ChatGPTのGPT-4は有料課金しても3時間で50回までしか使用できない制限があり、それを超えると3時間経つまでGPT-4は使用できなくなります。(GPT-3.5は使用可能)

それに対して、Copilotでは無料でGPT-4を無料で使用可能です。(2024年1月現在)

Microsoftアカウントでログインしていない場合は連続10回までのメッセージ送信となりますが、ログインして使用した場合は連続30回まで使用可能になります。

30回使用した後でも、新しいチャットを生成するボタンを押すと生成されたチャットでさらに30回使用可能です。

それを何度もできるため、CopilotのGPT-4は実質的に利用回数に制限がありません!驚きですよね!

画像生成AI「DALL·E 3」対応

ChatGPTでは有料となる画像生成AI「DALL·E 3」と連携した画像生成もCopilotでは無料で使用可能なんです!

これまでの画像生成AIサービスでは使用回数に制限があったり、英語で指示をする必要がありましたが、Copilotでは日本語の指示で簡単に画像生成ができるため簡単で気軽に使える上、とくに使用回数に制限もなさそうです。

生成速度もそこそこ早く、一回の指示で2~4枚程度の画像が生成されますが、数秒~数十秒程度で表示されます。

Copilotでできること

その他にもいろいろなことができますが、Copilotでできることはざっと以下のように分類できます。

以下は Bing Copilot による「Copilotでできることは?」に対する回答です。

検索の強化

Copilotは、検索結果をよりスマートに表示します。例えば、検索ワードに関連する画像や動画、ニュース、地図、関連キーワードなどを一覧で見ることができます。また、検索ワードに対する回答や要約、グラフや表などを生成してくれます。

資料作成の支援

Copilotは、資料作成に役立つ機能を提供します。例えば、文章の要約やリライト、翻訳、校正などを行うことができます1。また、画像や動画、音声などのメディアファイルを編集したり、生成したりすることもできます。

コンテンツの生成

Copilotは、AIを使ってさまざまなコンテンツを生成することができます。例えば、文章、画像、音楽、動画などのコンテンツを自由に作成することができます。また、コードや数式、グラフなどの専門的なコンテンツも生成することができます。

まとめ

Copilotでできることはまだまだありますが、今日はここまでにしておきます。
Copilotは、AIの力で検索や資料作成を劇的に効率化することができる便利な機能です。

ぜひ、Microsoft EdgeでBing Copilotを試してみてください。

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